沖縄県出身。関西大学を卒業後、2007年に大手通販会社に新卒入社。営業・企画を経験した中で成果が認められ、新卒2年目より新卒採用に携わる。その後、社長直轄で全社横断企画を遂行する戦略プランニング室を経て、2014年2月にネオキャリアに中途入社。2017年4月から就職エージェント事業部大阪支店長に抜擢され、2019年現在はエージェント事業部関西全体の統括責任者としてマネジメントに従事。家庭では子煩悩な2児の父です。
こんにちは!neoone(ネオワン)編集部の笠井です。
仕事において、「何をやるか」はもちろん大切ですが、「誰とやるか」によって社員のエンゲージメントが変化したり、今後のキャリアに影響を与えたりするという話がよくされています。もし、自分の人生に、自分以上に向き合ってくれる上司が身近にいたら、とても心強いだろうなと思います。
今回は、『ネオキャリアいち熱い男』と言われる長嶺さんへのインタビュー。事業部を超えて社員から愛される長嶺さん。関西の事業責任者という立場から、メンバーをマネジメントする上で大切にしていることを聞いてみました。
メンバー一人ひとりの幸せは何かを自身で考えることが、マネジメントの第一歩。
-本日はよろしくお願いします!長嶺さんは現在、関西拠点の事業責任者として西日本を統括されていますが、普段、仕事で特に意識していることを教えてください。
長嶺さん:まず、私は事業責任者として、戦略策定・予算管理・メンバーのマネジメントなど、多岐に渡る業務を担当しています。現在は役職が上がり、責任領域が増え、多くのメンバーを抱えるようになりました。メンバー一人ひとりが主体的に働くことができ、結果として事業部としての成果を上げていくことが私に与えられたミッションです。しかし全てのメンバーが自分の意志で主体的に行動し、成果を残すようなマネジメントは簡単ではありません。ですので、私はメンバー自身が自分の掲げる夢や目標をいつでも気軽に相談できて、そこで決めたミッションを主体的に行動できるように、どれだけ組織の規模が大きくなってもメンバー一人ひとりと向き合う時間を大事にするよう心がけています。私は仕事だけにとどまらず、プライベートも含めた人生の全てにおいて、メンバーの幸せを一緒に叶えたい。そのためにはまず、一人ひとりと何でも話し合える関係になって、相手を深く知ることから始めるという基本を大切にしています。
一人ひとりの成長があってこその、会社の成長でしかない。
-ネオキャリアのように社員が3000名を超える企業規模となると、社員の多様化も進み、一人ひとりに寄り添うのも難しいのではないかと思っています。そんな中で大切にされていることはありますか?
長嶺さん:メンバーの「将来ありたい姿」を具体的に想起してもらうことを、最も大切にしています。例えば、「信頼される人間になりたい」という目標があるメンバーに対して、まずは「信頼される人ってどんな人だろうね?」とイメージをすり合わせることからはじめます。すると、その人の中で「困ったらどんなことであってもいちばんに連絡をしようと思う人」といったように具体的なペルソナのイメージが想起されるようになります。思い描くことができたならば、その人はお客様とのコミュニケーションの取り方はどんな風にするだろうか、と会話を進めることができます。ただ自社のサービスやソリューションを提案するだけでなく、お客様がほんとうにいま悩んでいることについて考えているかもしれない。そのためにはどんな情報や提案が必要か。これまで専門外だった知識でも学んでみようか。といった風に目指している人物像になるために、「いま何を努力すればいいか」がわかるようになります。メンバーの一人ひとりが自分の理想に近づこうと成長することが、ひいては会社の成長につながっていく。そうすればみんながwin-winな状態をつくりだすことができる。そんな風に挑戦してもらう舞台をつくることがマネージャーの醍醐味でもありますね。
これはネオキャリアのカルチャーでもあると思うのですが、「あれをしなさい」「これをしなさい」といった指示をメンバーにあまりしません。もちろん、メンバーから「何をすれば良いか」「この課題に対してどうしたら良いか」と問われたら、考え方やアプローチの具体的な方法についてのアドバイスをするものの、基本的にはメンバーの主体性に任せており、「あなたはどうしたい?どうすれば良いと思う?」と聞いて、それを一緒に叶えるような文化が根付いていますね。
会社は個人の集合体。だからこそメンバー一人ひとりの自己実現を何よりも大事にし、メンバーのことを信じ抜くマネジメントを心がけたい。それが、私がマネジメントをするうえで大切にしていることです。
▶︎西澤社長と責任者陣での食事会の一枚。マネジメントレイヤー同士で、組織やメンバーのマネジメントについて、ノウハウや考え方をシェアする場を定期的に設けているそうです。
〜編集後記〜
長嶺さんは「人の心を動かす」、相手視点のマネジメントを実践しています。実は私も経験させていただきました。
10月にネオキャリアの内定式が終わり、20卒の内定者は1年目の配属先やネオキャリアでのファーストキャリアをどうしていくか、リクルーターと話し合いながら考えている最中です。私も社会人1年目にはどんなキャリアにしていくべきか悩んでいたのですが、インタビュー後に長嶺さんから「ちなみに、この後少しだけ時間あるかな?」と、突然キャリアの相談に乗っていただきました。思わぬ機会にとても嬉しくて、キャリアに関しても私に合った形でアドバイスを頂き、メンバーの視点に立った、一人ひとりに寄り添うマネジメントはこういうものなのかな、と内定者ながらに思いました。
何より私もこんな素敵な上司がいる会社で働けることが、本当に楽しみになりました!次回の社員インタビューも、楽しみにお待ちください!