はたらく人
2020年2月5日

若者の就業観をよりよいものへと変化させていくために。 この壮大な目標に向けてやるべきことはまだまだある。Switch Story Vol.1

Unistyle株式会社 代表取締役
中村 陽太郎
2012年入社
就活支援サイト「unistyle」を運営するUnistyle株式会社の代表である中村。ネオキャリアに新卒として入社し、その後子会社の代表として抜擢され、サイトを拡大するまでにどのような歩みを経てきたのか。その軌跡を追ってみた。

グループ会社の代表を担う面白さとやりがい。

現在はネオキャリアのグループ会社 Unistyle株式会社の代表という立場で、運営している「unistyle」という就活支援サイトを成長させていくことが今のミッションです。そのために成長戦略を策定し、その戦略を実行するために必要なヒト・モノ・カネ・情報を調達してくるのが主な仕事です。また運営している情報サイトの機能開発をする上での、要件定義やWebマーケティングの業務にも携わっています。ネオキャリアの社員でもありながら、一つの会社を経営しているということ自体がとても面白いですね。良くも悪くも自分の意思決定と行動がこの会社の運命を左右するという大きな責任を背負いながら、自分の元に集まってくれたメンバーと一緒に世の中に価値あるサービスを提案していくことにとてもやりがいを感じています。

 

軸となる“じぶん”の意思を伝えること。

マネジメントでいちばん大事なことだと思う。

最初から順風満帆だった訳ではありません。2016年にUnistyle株式会社はネオキャリアのグループ会社になったのですが、これまで異なるバックグラウンドで事業を展開してきた2社のカルチャーを一つにするのはとても難しかったです。最初は私一人でUnistyle株式会社にジョインしたのですが、仕事のやり方もビジョンもまったく違うのです。考えを体得しようとするのですが、衝突する日々。一方でネオキャリアのグループになったからには、ネオキャリアのカルチャーやミッションも浸透させないといけない。これまでの仕事でこのような悩みはなかったので、すごく苦労しました。そして失敗もたくさんしました。代表という立場で組織を率いて、事業を拡大していく。その難しさを体感しました。

一方でわかったこともあります。それは「“じぶん”で考えて、“じぶん”で意思決定して、組織が進む方向性を提示する」という芯がないといけないということ。代表という立場は、最後の砦とも言える責任者。だからこそ、“じぶん”は何が正しいと思うのかを常に真ん中に置いて発信し続けないといけない。それがないと発信に一貫性がなくなり不信感につながるのです。経営者としてとても大事なことをこの経験から学びました。その軸ができてからというもの、カルチャーはうまく混ざりはじめました。

 

夢は周りに伝えることで、実現にどんどん近づいていく。

「若者の働くことに対する価値観をよりよいものに変えていきたい」。これは私が学生時代からずっと言い続けていることです。就職活動の頃リーマンショック後だったこともあり、私は働くことに希望もあまりなく、どこかに決まって早く終わればいいなといったようなモチベーションで臨んでいました。そんなちょっと無気力な私を変えたある社会人との出会いがありました。働くことは、生きること。だったら、熱中することをしないと本当にもったいない。自分のような意識で社会に出てしまっては、きっと後悔してしまう。そんな人を減らすことはできないか。働くことへのモチベーションが低かった自分だからこそ学生の気持ちに共感し、その意識を変えていけると思い、それが自分の働く意義だと思うようになりました。そのために必要なサービスは何だ。その前に企業側が採用に対してどう考えているのかを知る必要があると考え、採用のコンサルティングを行っていたネオキャリアを志望し、入社。新卒採用のコンサルティングを行う採用インテグレーション事業部に配属され、現場を経験しました。そういった過程を経て、いまUnistyle株式会社にて学生の働くに対する価値観をポジティブにしていく仕事に携われている。どんどん志の実現に近づいている気がします。夢はどんどん周りに語った方が、その夢を応援してくれる人が増えてくる。ぶれることなく、言い続けることの大事さを実感しています。

 

さあ、準備は整った。さらなるアクセルを踏むだけだ。

就活支援サイト「unistyle」をここまで大きくしてきたことが社内でも評価され、そのナレッジをもとに今期から自社メディアのコンサルティングにも関わるようになりました。集客をいかに伸ばしていくか。そして収益化をどのように確立していくのか。腕が試されるところです。働き方改革の時代の中で、就活スケジュールも変わり、雇用の制度も変わろうとしているいま、私たちが手がけているサービスやメディアは本当に価値のあるものだと私は信じています。準備はようやく整った。多くの人にそれを届け、若者の働くことに対する価値観をよりよいものに変えていくために、さらなるアクセルを踏んでいきます。

neoone編集部

neoone編集部です。ネオキャリアの「はたらく人」「サービス」「カルチャー」を発信します。