企業の経営戦略を実現するための、新卒採用。
私が入社後ずっと所属する採用インテグレーション事業部(RI)は、お客様の新卒採用の成功を通じて、企業の成長に貢献している部署です。お客様が描いている今後の経営戦略を実現するために、どういった人材を獲得することが望ましいのか、そのためにどのような手法を選択するのがいいのか、など。複雑化するお客様の課題に対して、様々なサービスの中から最適に組み合わせてご提案しています。これまでご支援させていただいた企業数は、業界・業種を問わず延べ10,000社を超えているかと思います。
ひとえに新卒採用という括りはあっても、スタートアップのベンチャー企業と、歴史のある大手企業では、規模や経営戦略も違うので、当然課題も違っているもの。なのでどんなときでも、私たちはお客様の直面している課題をつきとめるために対話するところからスタートします。そして辿り着いた課題の解決策となる採用のゴール設定を行い、それを実現するためにプランニングしていきます。また計画を実行して終わりではなく、お客様にとって最適なプランだったかどうかの効果測定を行い、その結果をお客様の採用ノウハウとして蓄積してもらえるようにフィードバックまで行い、本当に採用が成功したかまで責任を持って伴走するように心がけています。
こんなに素晴らしいチームは、世の中のどこにもないと誇りに思う。
私たちは「採用インテグレーション」と名乗っているだけあって、企業の採用課題に対して、あらゆる切り口からサービスを提案していきます。RIが取り揃えるサービスの数は業界随一。求人広告や会社案内をはじめとした採用ツールの制作、イベントの開催、採用業務の代行、入社後の活躍支援まで扱うサービスは幅広く、企業の採用ターゲットにあった媒体を選定したり、求人広告の作成にあたっては採用ターゲットに深くアプローチできる記事作成や写真撮影を行ったりといったように、ありとあらゆるサービスを組み合わせて、効率的な提案ができることを強みとしています。
加えて、私は「メンバーの人間力」という強みがRIにはあると思っています。こんなにも気持ちのいいメンバーが集うチームは、世の中のどこにもないと自信を持って言えます。企業の採用課題をコンサルティングすることは、結局のところ、人と人の付き合い。特に新卒採用は大きな商談の機会が、年に一回しかなく、そこで無理やり自分たちの売り上げのためだけに提案をしても決してうまくはいくことのない仕事。そんなやり方をしていては、関係性を構築することもできず、提案の機会すらも与えられません。だからこそ、お客様と長く付き合うためには、コンサルティング力と同じぐらい人間力はすごく大事なのです。それがうちのメンバーは高い次元で体現できている。日々お客様と楽しそうに仕事に取り組んでいるメンバーの姿を見ていると、いつも誇らしい気持ちになります。
「この仕事は何のためにやるのか」未来に責任をもつチームでありたい。
「何をやるのか」や「誰とやるのか」よりも、「何のためにやるのか」に強く共感したメンバーと本気で働きたいと、私はメンバーに何度も言います。言いかえると、「自分達の存在によって世の中をどう変えたいのか」という想いを原動力にして欲しいと思っています。
例えるなら、「サッカーが好きで(何をやるのか)集まっているだけのチーム」ではなく、「〇〇さんがいるから(誰とやるのか)集まっているだけのチーム」ではなく、「サッカーを通して世界の子供たちの笑顔と希望あふれる社会にしたい(何のためにやるのか)という想いに共感をして集まっているチーム」を創りたいという感覚です。
この部署は、未来の社会に責任をもつチームでありたいと思っています。少子高齢化が進み、私たちの次の世代が社会人になるころには、今私たちが過ごしている日本よりも、若者にかかる負荷が増え、夢を追いかけられない社会になっている可能性があります。私たちは先人から素晴らしい日本を受け継ぎました。しかしこのままでは、次の世代にはよりよい日本を渡せない可能性があります。その事実を知っていて、無視するようなチームになりたくはありません。自分達が未来を支える若者たちの活躍を支援する、若者たちが活躍できる場所と出会う機会を本気でつくる。そうして自分達の手で未来を明るくする。
まだ見ぬ未来の社会に対して、本気で責任をもつ覚悟のメンバーと共に、歩みを進めたいと考えています。
「志」があるからこそ、どこまでも熱量を持ち続けられる。
私は「仕事」に対する価値観は自身の成長とともに変化していくと思っています。「仕事(人に仕える事)」から「私事(自分のしたいこと)」へ、そして最後には「志事(世のために、人のために)」へ。私はこの事業部の中で責任を増やしながら、ようやく「志事」に近づけたかなと思っています。
私は入社2年目に大阪に異動し、事業部の立ち上げを経験。3年目に名古屋の拠点長、その後は西日本の統括責任者を任され、その後全国を責任範囲に広げ、副事業部長を経て、事業部全体を管掌する事業部長に就きました。フェーズが変わるたびに視座が変わってきました。最初はとにかく言われたことをできるようになるため、そして次は自身の成長、自身のビジョンのため、次はメンバーのため、その次は事業や会社のため、そして現在は社会のためといった風に見ている世界が変わってくるのです。それがすごく面白い。今の私は世のため、人のために向けていると感じることが多くなりました。私たちRIがよくなれば、日本がよくなり、それに伴って社会も、そして未来も必ずやよりよくなっていくと信じています。
そんな風に考えているので、決して手を抜くことも、妥協することもありません。この立場にいま自分がいるのは、偶然でも運命でもなく、天命なんだと。「志事」に近づけてからは、もはや自分の人生は自分のものだけではない(求めてくれる全ての人、社会のためにつかうもの)と思っています。だからこそ自分に求められている事、自分を必要としてくれる人、社会に対して、その期待以上の価値を発揮するためにも、より高みを目指して、自分の全部を、志の実現のために注ぎ込んでいきたいと心から思っています。