こんにちは!neoone(ネオワン)編集部の安本です。
突然ですが、みなさまは介護業界が成長産業だということをご存知でしょうか?
介護業界は3K(きつい、きたない、きけん)と言われ、あまり良い印象をお持ちでない方も多いかと思います。
しかし、介護業界は昨今のコロナ禍でも成長した成長産業なんです!
今回は、そんな介護業界の実態と今後の展望についてご紹介します。
介護業界の実態と課題とは!?
これまで多くの課題を抱えてきた介護業界。
その一方で、「きつい、きたない、きけん」などのイメージを持たれ、世間での印象はあまり良くなっていないのではと思います。
近年では政府が国をあげて介護業界の課題解決を支援し、業界の印象を変える動きが見られています!
では、業界にはどのような課題があるのでしょうか。
高齢者の増加
今後もますます高齢者は増え、さらに日本の人口も減少すると言われております。
国立社会保障・人口問題研究所によると、2020年時点で、65歳以上の高齢者が約3,600万人、75歳以上の高齢者が約1,800万人となっており、人口の約43%が高齢者となっております。
今後、高齢者の割合は徐々に増えていき、2055年には、65歳以上の高齢者が3,700万人、75歳以上の高齢者が2,100万人になり、人口の約63%が高齢者になると予想されています。
業界の人材不足
現在、介護業界では深刻な人材不足に陥っています。
その背景には、長時間労働や、過酷な労働環境による離職率の高さ、人材不足を解消するために、人材獲得競争がことによる「採用の困難さ」があげられます。
高齢者の増加に伴い、要介護者が増えていくにも関わらず人手が足りていないのが現状です。
こういった現状を打破するために政府は4つの改善目標を掲げました。
・介護職員の処遇改善
・多様な人材の確保、育成
・生産性の向上
・外国籍の人材の受け入れ
1つ目の「介護職員の処遇改善」では、職員の「給与水準」を高める支援を試みています。
2つ目の能力に応じてキャリアパスを構築する事で、「一般的技能を持つ人材」と、「高度な専門技能を持つ人材」を明確に分け、人材の確保、育成に繋がっています。
3つ目のロボットセンサー、ICTの導入支援を図ることで介護業界のイメージ改善、定着促進を通じて生産性の向上を図ります。
介護業界において、ロボットセンサーやICTの活用は必須です。
人手不足を補うだけでなく労働環境の改善にも繋がります。
4つ目の「外国籍の人材の受け入れ」では、外国籍の人材を受け入れるべく、新たに特定技能という制度が新設されました。人手不足の解消をするために新設された新たな在留資格で、若い人材の受け入れも可能とし、人材不足解消に取り組んでいます。
このように介護業界は、まだまだ課題はあるものの、業界全体が変革を遂げようとしています。
介護業界はどれくらい成長しているのか!?
では、介護業界がどれくらい成長しているかを数字で見ていきます。
有効求人倍率は伸びている
介護業界の有効求人倍率は高い水準にあります。
毎年右肩上がりで増加しており、厚生労働省によると2020年には
新規求人倍率は、5.98倍
有効求人倍率は、3.82倍
となり、介護業界は売り手市場となっています。
介護業界の市場規模
厚生労働省の統計発表によると2020年の介護保険の利用額としては、利用者の自己負担も含めると10兆5,095億円です。
この中には介護予防サービスも含みますが、前年度に比べても約3.5%増加しており、毎年右肩上がりに推移しております。
今後の介護業界
今後、高齢者の割合が増え、「超高齢化社会」と言われる時代が近づいている日本において、介護業界はその重要性を増しています。
業界自体の市場規模も成長することが予測されており、多方面からの参入により、サービスの質も向上しています。
さらに、働き方改革や、業務の改善・効率化などサービスだけではなく、働く人たちの環境も同時に整いつつあります。
私たちネオキャリアでは、様々な事業部のひとつに「ナイス!介護」という事業があり、ナイス介護では介護求人メディアを運営や、介護職に特化した人材紹介・派遣サービスを取り扱っています。
「超高齢化」が進み、益々介護の需要が高まるなかで、私たちはより一層日本の社会課題を解決すべく、“人と本気で向き合い、未来を切り拓いていきます!”
私たちは、ひとりひとりに寄り添った提案を行っています。
少しでも興味をお持ちの方は一歩踏み出していただければと思います。