はたらく人
2022年6月23日

3,000人の社員のキャリアを切り拓く。 キャリア人事統括部 部長に人と組織のあり方について聞いてみた

こんにちは!neoone(ネオワン)編集部の目黒です。

ネオキャリアで働く社員の魅力や、働く楽しさをお伝えしていきます。

 

今回は、株式会社ネオキャリア キャリア人事統括部 部長の永井(ながい)さんに取材をさせて頂きました!

目次
◇ 永井さんのご経歴について
◇ 人や組織の育成を真剣に考える転機
◇ 組織・人材のコンサルタントとして学んだこと
◇ 全ては働く人のキャリアのために
◇採用から育成まで一気通貫で問題解決できる「人材開発部」から「採用育成部」そして、「キャリア人事統括部」へ
◇ 仕事をする上で大切にしていること
◇ 「意見」から「提案」、そして「提案」から「実現」へ

◇ 永井さんのご経歴について

~人にモノを売る広告から、人のコトに携わる広告へ~     

         

- 本日はよろしくお願いいたします!
まずはじめに、永井さんは当社にご入社される前はどのようなことをされていたのですか?

 

永井さん:マスコミで広告の仕事が約8年、人材・組織コンサルで約5年、ネオキャリアでの人事経験が3年という経歴です。

 

もともとは、新卒でマスコミ(媒体社)で企業商品の広告営業・広告プロデューサーの仕事をしていました。

 

皆さんにも馴染みのある食品や飲料、化粧品、生活雑貨のメーカーなどの企業に訪問しては、新商品情報を入手し、どうしたら一番多くの人に届けられるかを提案し、各種メディアを使ってローンチする(広める)仕事です。

 

当時は、とにかく目立つことが好きで、自身が関わった商品が新聞やラジオ、OOHと呼ばれる街頭メディアへの露出される度にとてもやりがいを感じていました。家族や友人にちょっぴり自慢したものです…(笑)

 

そんな中、とあるカメラメーカーとコラボして社会人向けの部活(カメラ部)の企画に携わったことがありました。これまでにカメラに触れたことがない社会人の女性が、一つの広告をきっかけに趣味でカメラを学びはじめ、数年後には写真家となるストーリーを目の当たりにしました。

 

また、とある製薬メーカーとの広告タイアップでは低刺激の石鹸をローンチしたところ、悩める子どもの敏感肌を助けてくれた!と消費者から感謝の手紙を直接もらったりしました。

 

その時に、広告は「モノ」や情報を届けるだけではなく、その人の人生や生活の全ての 「コト」に携わっている感覚を得ました。広告は一瞬の出来事ですが、タイミング・メッセージが相手の懐に刺さると、その人の人生を突き動かす大きな力があるんですよね!

 

 

◇ 人や組織の育成を真剣に考える転機

-マスコミの仕事から人材コンサルの仕事にどうつながったのでしょうか。

 

永井さん:はい。2014年ころからですかね。YouTubeやSNSが台頭し始め、多くの若者が「既存のメディア(テレビ・ラジオ・新聞・OOH)」に触れる機会が減りました。つまりマスコミ業界からスポンサー離れが増えはじめる時代に突入しました。

 

私たちがどんなに良い広告メッセージを時間かけて作っても、ユーチューバーやインスタグラマーが面白おかしく使った方が、商品の売り上げが伸びたのです。(正直、やってられなかったですよ)

 

この流れについて行くことができない旧態依然の媒体社はどんどん時代の遅れを取り、売り上げが大幅に目減りしました。

 

そして、業界の経営が苦しくなると組織のパワーバランスも壊れはじめ、組織力が低迷化し、さらに、夢を持ってこの業界を志願した有望な若手が次々に退職していきました。

 

私の会社でもメンバーが突然会社を辞めてしまったり、同業界の別会社ではハラスメントに関する大きな事件が頻発したり、「このままではいけない!何とかしなくては!」と、ずっともどかしさを感じておりました。

 

その頃からですかね。この業界のために自分に何ができるのかを悩みに悩んだ結果、本格的に組織や人の育成について学ぶようになり、組織・人材コンサルタントとしての転職を決断しました。

 

◇ 組織・人材のコンサルタントとして学んだこと

- マスコミの仕事から人材コンサルタントへの転職はかなり困難なことも多かったのかと思うのですが、実際いかがでしたか?

 

永井さん:当時は、勢いだけで転職し、組織や人の育成に関することはほぼ経験はなかったので大変苦労しました。30歳にして、ほぼ新入社員と同じ状態に戻りプライドも捨てて全てをやり直しました。正直、一番辛かったですね。

 

 

でも、「二度と将来有望な若手社員にあんな残念な思いをさせたくない!!自身で選んだ会社で、最高にキャリアを輝かせてほしい!!」という一心で、とにかく前を向き、多くの企業に訪問しては、そこで発生している組織や人の問題や課題をヒアリングし、社内研修の実施や組織制度の立て直しを行っていきました。

 

かれこれ50社近くの企業を担当し、新卒やリーダー、管理職といった階層に対して年間100~150日くらいは企業に出向いて研修や問題解決に携わっていました。

 

そして、一度は会社を辞めようと考えられている社員が、自身の研修や面談を受けた結果、今後のキャリアを捉えなおし、その会社で大活躍する姿を多くの場で目の当たりにしてきました。

そこでも、マスコミ時代と同様に、人の人生に関わる大事な機会に携わっている感覚を覚えました。

◇ 全ては働く人のキャリアのために

- 転職先としてネオキャリアを選ばれたのはどういった理由なのですか?

 

永井さん:組織・人材のコンサルタントとしての仕事のゴールは「組織・そこで働く人の問題がその企業内の力で解決されていくこと」にあります。ですので、その仕組みができ、定着した段階で同時にコンサルタントとしてのビジネスも終了となります。

 

無論、私は、担当した企業の社員ではないわけですから、その後、その会社の一員として一緒に未来を追い続けることはできません。一連の研修やプロジェクトが終えると、その度に、寂しさを感じるようになりました。

 

そして、複数の企業ではなく、1つの会社のために自身が働ける環境はないかという思いが強くなり、あるエージェントにネオキャリアをつないでいただきました。

 

ネオキャリアについては市場規模や業界の幅広さは十分に調べていたのですが、何より驚いたのが、全ての取り組みが世の中の社会課題や、事業サービスそのものがその人の人生のキャリアに大きく関わっていることでした。私が社会人としてずっと一貫して追い求め続けている環境に初めて出会いました。

 

◇採用から育成まで一気通貫で問題解決できる。          「人材開発部」から「採用育成部」そして、「キャリア人事統括部」へ

- ネオキャリアに入られて、はじめは「人材開発部」を牽引されていましたよね。

 

永井さん:はい。2019年7月、もともとは、私が入社した時は「人材開発部」という約3,000人の全社員の教育研修やキャリア面談等、主に社員の育成に携わる部署でした。

 

しかし、退職者や組織でなかなか成果を挙げられない社員が出るたびに、いつも同じ二律背反(ジレンマ)が起こりました。

 

「その社員の採用の過程に問題があったのか…」それとも、「その社員の入社後の育成過程に問題があったのか…」

 

その度に、人材開発部の責任者と採用部の責任者とがMTGが繰り広げられ、厳しい意見が飛び交っていました。この二律背反を解くには、その双方を同時に考え、同時に解決するしかありません。

 

そこで、2021年10月にその2つの部を統合させ、採用と育成におけるオンボード活動を一貫して行う組織を立ち上げました。

 

この2つの部門の責任者になることで、完全に言い逃れができなくなりましたね。一人将棋をやっている感じです(笑)。

 

ただし、圧倒的なスピード感を持って仕事ができています。例えば、採用から入社時に候補者が不安を感じているのであれば、人材開発側できちんと受け入れの対応をしたり、一方で、職場での育成で強化が必要な人員があれば採用側で先に戦略を決め採用方針を変更したり、双方で起こり得る問題を常に連動させ、一気通貫で問題解決できる最高の組織であると考えております。

 

私自身、これまで多くの企業を見てきましたが採用と育成が一体になった組織はそう見たことがありません。

 

◇ 仕事をする上で大切にしていること

~組織のMissionやVisionを体現してくれるメンバーを全力で支える~
~相手を動かすには、まずは自分が変わること~

 

- 永井さんが仕事をする上で大切にしていることは何かありますか?

 

永井さん:私が管理職として最も大切にしている価値観ですが、「メンバーマネジメント」の言葉の意味そのものです。メンバーにこだわりを持っています。

 

マスコミ時代、ヒエラルキーのある組織では、「上司と部下」という関係を強く刷り込まれており、何より部下は上司が言うことは「絶対」で動いていました。

正直、運動部に所属していた私もそれがしっくりきていました。

 

ですが、今の時代では、上司側よりも、部下側の方が実際のお客様や世の中起きていることに直接触れることができ、ビジネスの正解にたどり着く方法を知っていたりします。

 

つまり、この時点で組織上、上とか、下という関係はなく、MissionやVisionを伝える管理監督者責任者)とそれを体現してくれる大切なメンバーという関係であると考えております。

 

今の時代は上下で動くのではなく、みんなで同じ方向を向きながら、困難が生じた際に、立場、役職関係なく、お互いが支え合う組織が理想であると考えております。もう、10年以上「部下」という言葉を発したことないですね。

 

当社の理念や文化に共感できる方をきちんと採用し、各組織からこうした”サーバントリーダー”を出現する職場を作ること、自分の組織をはじめ、全社の組織にこうした活動が広まることを目指しております。

 

 

また、人材開発出身としての拘りがありまして、開発のゴールは「考動変容」だと考えております。

 

どんなに良いと思うコンテンツや環境を整えても、受け手側の「考え方」や「行動」が変わらないと、ただの時間の無駄だと感じております。

 

そして、相手を変容させるためには、先に自分の考動を変容させることが肝要です。

 

そのためには、日々学び続けることが必要があり、ネオキャリアに入社してからもずっと、その姿勢は貫くようにしています。

 

最近では、これまで学んできた行動心理学をより深めたり、営業の勉強会に参加したり、昨年はキャリアコンサルタントの資格も取得し、採用やキャリア面談の幅も広げています。

 

社員や求職者の方々に多くの時間を費やしてもらうからこそ、その時間を最大限に活かしてもらうよう、自身のレベルを上げ続けることは努めることは、人事に関わる一員として最低限の責務であると自負しております。

 

◇ 「意見」から「提案」、そして「提案」から「実現」へ

- 最後に、中途入社の方へメッセージをお願いします。

 

永井さん:正直、私が入社する前は、若手プロパー社員が多く、全くのよその世界からやってきた私が入社後に機能するのかな?と不安な一面もありました。

 

しかし、実際に入社してみると、中途社員も半数はおり、年代も20~50代と様々ありました。

 

そして、これまで違う職場にいたからこそ、今のネオキャリアに必要な問題が次々と発見ができました。何よりも大切なのは、それを「提案」し「実現」までやり続けることでした。

 

そういう意味ではコンサル時代とは違い、利益や損得は一切関係ないので必要だと思うことは存分に働けています。

 

当社は、プロパーや中途、メンバーや管理職等は関係なく、様々な現場の意見を取り入れてくれる組織です。

 

これまでの職場(前職)で、皆さんが努力されてきたことは、必ず当社でも活かすことができます。

 

是非、当社にそのエネルギーを持って当社にたくさんの「提案」していただけると幸いです。当社に興味を持たれた方、もっと話を聞きたいと思われた方は遠慮なくご応募下さいね。私たちはいくらでも皆様に向き合う時間を作ります。

 

※写真撮影時のみマスクを外しております。

 

- 永井さん、ありがとうございました!

引き続き、ネオキャリアの魅力をお届けしてまいります!

 

■中途採用ページはこちら:https://herp.careers/v1/neocareer