こんにちは!neoone(ネオワン)編集部の保宗です。
突然ですが、みなさんは「新規事業」に興味はありますか?
新規事業とは、あたらしく事業を創造することで、自分のアイデアをお客様に向けたサービスとして世に送り出すことができるというものです。
よく、起業する方がいらっしゃいますが、もちろんそれも新規事業にあたります。ただ、今回焦点を当てるのは、会社内での新規事業です。よく社内起業とも言われますね。
ネオキャリアには、「ネオつく」という新規事業推進イベントがあり、毎年多くの社員が参加します。
ネオつくを通して実際に事業化された案件も数多くあり、会社としても注力しているイベントの一つです。
ネオつくとは?
新規事業創出プロジェクト「ネオつく」は全社員参加型のイベントです。参加希望者は世の中の課題に対して価値提供のできるビジネスモデルやサービス案を会社に提案します。
提案は自分一人だけで提出することも出来ますし、部署を横断して自身でチームを結成して提出しても構いません。複数回にわたる審査があるのですが、見事勝ち進んでいくと役員からフィードバックを受けることもできるため、成長の機会と捉えている社員も多いです。
今回は、実際に会社にビジネスプランを提案し、その後サービス立ち上げまでを行った相良さんにお話を伺います。
相良さんが立ち上げたのは、人材紹介会社向けの求人データベースサービス「Bee(ビー)」というもの。サービス開始のきっかけや、サービスにかける想いなどを詳細まで聞くことができましたのでぜひお楽しみください。
相良 (さがら)さん 大学を卒業後、株式会社大塚商会に新卒入社。新卒売上粗利ランキング1位に浮上したタイミングで退職を決意し、2015年ネオキャリアに中途入社。第二新卒紹介事業の立ち上げに参画し、営業を経験後、事業初の拠点立ち上げ、不採算事業との統合、西日本責任者を経て、新規事業責任者に就任。2021年にサービスローンチを行い現在に至る。
人材紹介会社向けの求人シェアリングサービス「Bee(ビー)」について
-相良さん、本日はよろしくお願いいたします!早速ですが、相良さんが新規事業として立ち上げた、求人シェアリングサービスBeeについて事業の概要を教えてください。
相良さん:はい、求人シェアリングサービス「Bee(ビー)」はネオキャリアの人材紹介事業部にて保有している求人をデータベースとして外部の人材紹介会社に公開するサービスです。お客様は弊社と同じ、人材紹介業をされている人材紹介会社で、月額の利用料と人材紹介成約時の成果報酬をいただくことでマネタイズする事業になります。
人材紹介会社は売上をつくるにあたり、求職者と求人案件をどちらも集める必要があるのですが、Beeをお使いいただくことで求人開拓作業を簡略化することができます。
Bee立ち上げのきっかけ
-Beeを立ち上げたいと思ったきっかけをお伺いできますか?
相良さん:今現在、超売り手市場において、企業は常に人材確保の競争に晒されており、
慢性的な人手不足状態が続いています。このような状況において、弊社人材紹介事業部には日々多数のお問い合わせと求人依頼をいただくようになりましたが、需要に対して供給が追いつかず、顧客数の増加に比例して成約数を伸ばせていないという課題が顕在化してきていました。
この課題に対して何か打てる策は無いのか?と考えていたときに、構想されたのがBeeになります。
新規事業ならではの壁
-求人獲得に困っている人材紹介会社だけでなく、人材を募集する企業と、弊社にとってもまさにwin-win-winなビジネスなのですね!
ちなみにBeeの立ち上げにあたり困難なことや大変なことはありましたか?
また、それに対する工夫や行ったことがあれば教えてください。
相良さん:そうですね、、運用フローの整備が最も大変でした。新しいスキームを必要とするサービスなので、弁護士の方含め関係各所で協議をしながら進めていかなくてはならず苦労しました。
また、ローンチ後は当然ながら顧客の声を聞きながらサービスを創り上げていく必要がありますが、日々バージョンアップを繰り返しながらサービス改良を行ってきました。
-正解を自分たちで作り出さなくてはならない、新規事業ならではの苦労ですね。赤裸々なお話をありがとうございます!そういえば、Beeを立ち上げるにあたり、メンバーの採用などもご自身で行ったと伺いましたが、採用において苦労したことはありましたか?また、Beeにはどんなメンバーがそろっていますか?
相良さん:現在のBeeは元個人事業主や元経営者など独立経験者のみで構成されています。いずれにしても強いオーナーシップを必要とする環境で仕事をしてきたメンバー達が揃っています。
採用における苦労としては、Beeというサービスの特性上「文字で読んでも事業を理解できない」という点で母集団形成に苦しみました。
一度お会いできれば魅力をお伝えできるのですが、それすらもできないので当初は非常に悩みました。
▲実際にBeeを一緒に運営している4名のメンバー
Beeへの想い
-採用でも新規事業ならではのご苦労があったのですね、、、それを乗り越えてオーナーシップの強い仲間を集められているということで、今後がとても楽しみです!
そんな強力な仲間とBeeを開始されて約1年半が経とうとしていますが、Beeをやっててよかったなと感じるエピソードなどがあれば教えてください。
相良さん:自分たちのサービスや行動がそのままお客様の成功に繋がるサービスなので、共に苦しみ、共に喜べるという点で日々やりがいを感じています。お客様と常に同じ方向を向いて議論できる点も魅力的ですし、そういう関係性を創りながら事業成長に並走できていると感じられた瞬間はやっていて良かったと感じます。
また、社内で言えば、Beeの立ち上げによって部署内の人材の多様性が高まって良い効果を生み出せている点がやっていて良かったと感じるポイントです。
既存事業と新規事業では事業フェーズの違いにより求められる人材の要件も異なります。併せて、事業フェーズによって採用できる人材にも違いが生まれるので、新規事業を展開し続けることは重要だと改めて感じました。
-Beeの立ち上げ開始からこれまで、たくさんの質問にお答えいただきありがとうございました!最後に、Beeの今後の展望について教えてください。
相良さん:この一年と半年間で顧客が抱える課題の解像度をより高めることができました。
次の三年ではその課題に対してソリューションを提供すべくサービスを拡張していきたいと考えています(詳細は秘密でお願いします笑)
私達は「人材紹介のビジネスインフラ」をVISIONに掲げていますので、求人シェアリングサービスはその足がかりに過ぎません。これからはネオキャリアのリソースをフルに活用しながら、より包括的なサービスへと進化していきたいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
新規事業をアイデア構想から世に送り出すまで、様々な苦労がありましたね。個人的にはビジネスモデルが三方良しとなっていたことに大変驚きました!また、苦労だけではない達成感や視座の高まりにも新規事業立ち上げの新たな魅力を感じることができました。
挑戦や成長というキーワードにわくわくされる方はぜひ新規事業に挑戦してみてはいかがでしょうか?