culture
2019年4月8日

ネオキャリア大学潜入レポート①~困りごとにフォーカスして、新規事業を一緒に考えよう~

こんにちは!neo one編集長の岩田です。

ネオキャリアには個人の成長を支える様々なサポートがありますが、その中でも社員に人気なのが「ネオキャリア大学」。社内だけではなく、社外の様々な領域で活躍するプロフェッショナルを招き、社員はそうした方々の講義を主体的に選んで参加することができます。

【ネオキャリア大学についての記事はこちら】
▶️社内外で活躍するプロフェッショナルの講義に、 社員一人ひとりが主体的に参加できる「ネオキャリア大学」。

 

私も先月、ネオキャリアに入社してちょうど1か月が経った頃、ネオキャリア大学に初めて参加してきました!今回講師を務められたのは、ネオキャリアのグループ会社「株式会社モアキャリー松澤 俊明さん。ネオキャリアの新規事業立案コンテスト『ネオつく』では毎年チームアドバイザーを務められ、これまで数々のアイデアを事業化プレゼンできるチームへと導いてきました。

「ネオつく出す案一緒に考えましょう!~来期はあなたも新規事業責任者へ!~」と題して開講された、今回のネオキャリア大学。今回は実際に参加した様子をレポートします!

 

松澤 俊明

ネオキャリアグループのグループ会社、株式会社モアキャリーの創業者。年に一度の新規事業プランコンテスト『ネオつく』を経て、現在のモアキャリーを事業化。自身は人事系コンサルティング会社、ECベンチャーなど様々なキャリアを経験し、「事業づくり」を通して成長企業の組織づくりに貢献したいという想いから、2016年にネオキャリアへジョイン。ネオキャリアではエグゼクティブサーチ、経営企画本部として中途・新卒採用を経験し、『ネオつく』など社内での様々な事業づくりにも携わる。現在はモアキャリーに出向中。

 

儲けることは後で考えよう!

そんな前置きから始まった松澤さんの講義。新規事業について一緒に考えるにあたり、最も大事なのは「思考すること」。『ネオつく』を通して様々な企画を事業化最終候補まで導いた知見から、松澤さんは「新規事業をどのように捉え、考えているか」という切り口から説明が始まりました。

 

まずは、「なぜ新規事業をやる必要があるのか」。現在ネオキャリアグループは売上500億円を超える規模感の企業にも関わらず、毎年急激な成長を続けています。しかし、グループが描いている世界観の実現のためには、現在の取り組みや成長速度の延長線上だけではなく、さらなる挑戦をしていかなければいけない。既存事業を拡大・浸透していくと同時に、「何かしらの新しい取り組みをしなければ、目標としている地点まで到達しない」と強調しました。

 

 

つまり、組織として「成長し続ける」ために、新規事業を考える必要がある。企業・事業・組織・製品をはじめ、個人やキャリアを含めて生きているものには全て「ライフサイクル」があると言います。ライフサイクルにおける「衰退期」を乗り越えるためには、新しいサイクルをつくり続ける他ない。これを乗り越える手段の1つとして新規事業を捉えており、「必ずくるライフサイクルを乗り切るためには、何か新しい取り組みをするしかない」という話がありました。

▶️すべての変化するものには、ライフサイクルが当てはまる。

 

 

「誰の」「何を」解決するのか。この思考ができれば、新規事業は半分完成している。

次に、新規事業をどのように考えていくかについて。松澤さん曰く、最も大切なのは『「誰の」「何を」解決するのか』を考えること。「解決のために、何を提供するのか」という手法は無数にあるため、「誰の」「何を」の部分が固まれば、新規事業は半分出来上がっていると考えているようです。

 

「誰の」を考えるうえで大切なのは、「具体的にイメージできるストーリーで語れる人」であること。自分自身が当事者であること、もしくは関心のある相手であることにより、身近なためストーリーを語ることができ、事業を創るイメージができるとのこと。なぜなら、自分の「興味・関心の限界」が「知識の限界」で、「知識の限界」が「思考の限界」であるからです。  つまり、興味や関心がなければ事業のアイデアも出てきません。

当事者でいるために必要なポイントは、「自分は何に関心があるか」ということ。例えば、誰がという部分が「世界の貧困な家族」だと、実際に専門分野を研究したり、現場に赴いたりした経験がなければ、イメージしきるのは難しいかもしれません。一方、「日本の、〇〇という地域に住んでいて、〇〇をすることでなんとか生計を立てている、実家の近所の〇〇さん」と設定をすることで、当事者として、関心を持ってイメージができ、ストーリーを語ることで、事業づくりに臨むことができます。そうした人たちの「何か」を解決し、社会を変えていくためには、自身が当事者になるのか、もしくは対象の人たち以上にその気持ちになれるレベルでヒアリングが必要だという話がありました。

 

同時に「何を解決するか」を考える根幹となるのが、『不便』『不満足』『不安』など、あらゆるネガティブなもの。当たり前にも思われますが、一般的に新規事業を考えるプロセスとして目の前に起こる「ニーズ」に着目されることも多く、それだけではなくニーズの根底にある「不便・不満足の要因となる理由」、つまり社会的にあるべき姿ではないと感じることに視点を向ける必要性を強調されていました。松澤さんが事業化した「モアキャリー」も、「女性のキャリアを築きやすいように」という想いから生まれたと捉えられがちですが、それはあくまでもニーズ。その裏にある「不便・不満足」の理由は、日本企業のダイバーシティーの決如や、多様性を受け入れない日本社会であり、実際に日本のジェンダーギャップ指数は世界110位、G7では最下位。これは「良い、悪い」以前に、「日本国民は男女平等でなくても良い」と思っている証拠であり、当然在るべき姿ではないのではないかと考えているとのこと。このような切り口から考えていくことで、モアキャリーの事業が生まれたと話されていました。

 

儲けるためには、競合を徹底的に知り、コアなファンをつかまえることが大切。

「どうやって事業計画をつくるか」というテーマにあたり「ここで、儲けることも考えよう」と切り出した松澤さん。事業計画書を作成するために必要な項目は多々ありますが、中でも「コアなお客様をつかまえること」、「マーケットと競合を徹底的に知り尽くすこと」の2つが大切だと思うといったお話しがありました。

 

まず、「コアなお客様をつかまえる」ことについて。事業を立ち上げるタイミングで最もありがたいのは、「コアなお客様がいる」という状況です。つまり、「どう売り上げにつなげるか」「どう集客をするか」を考える際は、「特定のお客様に、どうしたらファンになってもらえるか」ということに集中した方がうまくいくと考えているようです。

 

次に、松澤さん自身が事業をつくる際にいちばん時間を使うという、「マーケットや競合を調査する」ことについて。マーケットや競合を調べることで、自分たちが創る事業の改善点が明らかになります。競合との「比較の指標」が明らかになれば、「事業をうまくやるための理由」を持つことができます。

 

「儲けることは後で考えよう!」ネオキャリアグループだからこそできる、新規事業立案の強み

講義の最中には、参加社員が「誰の」「何を解決するか」を考え、グループでそれらをどうやって解決するのか話し合うグループワークの時間がありました。


▶️実際に使用した岩田のワークシート

 

各グループからは、『「東京で勤務する社会人」の「毎朝の満員電車のストレス」を解決したい』というアイデアや、『「健康的な生活を送れていない社会人」の「肥満による健康損失」を解決したい』というアイデアなど、いずれも当事者として向き合える困りごとばかりでした。それぞれのグループから出るアイデアに強い関心が持てるからこそ、会場は大いに盛り上がりました。

 

最後に、「儲けることは後で考えよう!」というメッセージを強調していた真意について話がありました。松澤さん個人の意見として、「新規事業だけで大きく儲けなければいけない」と考えすぎなくてもいのでは?とのことでした。なぜなら、「ネオキャリアグループ全体として目指す世界観」がゴールだからです。ネオキャリアグループには、大きな組織になったとしてもさらに成長し続けられるほどの強力な既存事業も多数存在します。仮に新規事業で大きく儲けることができなかったとしても、この新規事業の影響で既存事業をより拡大できたり、また新たな新規事業を創ったり、将来的に拡大する方法は無数にあります。ネオキャリアグループにはこの過去の多大な貢献者の方々が創ってきた功績があるからこそ新規事業に挑戦できるとのことです。そして、この基盤こそが、「ネオキャリアグループだからこその強さ」だと言います。一方で、ネオキャリアグループは「成長し続ける」というPhilosophyを体現し続けてきたからこそ、その哲学を未来へ存続させ、会社のMissionを実現していくのであり、「新しい事業に挑戦し続けることが、私たちの使命でもある」と伝えられました。

 

ネオキャリア大学を受講して感じたこと

「『自分で作ったサービス』と言えることが、新規事業の立ち上げメンバーになって楽しいことだ」というメッセージで、講義を締めくくった松澤さん。

 

「新規事業を創る」というと、どこかハードルの高いものだと思われる方も多いのではないでしょうか。自分が責任者として事業を創っていく背景には、大きな責任と苦労が伴うことと思います。でも、本質は至ってシンプル。「誰の」「何を」解決するのかに対して、当事者として熱量を持つことができるかが最も大切だということばが印象的で、『新規事業立案』ということを自分にとって身近な存在に感じることができた講義でした。

 

強力な既存事業があり、且つ新規事業立案をどんどん推進していくカルチャーがあるからこそ、新規事業に前のめりに挑戦できることがネオキャリアの強みである。それは同時にネオキャリア社員の使命でもあります。皆さんもぜひ、近い将来『ネオつく』に挑戦してみてはいかがでしょうか?

neooneでは今後も、社内のこうしたイベントをレポートしていきます。

 

松澤さん、ありがとうございました!

 

岩田 至弘

neoone編集長。18年新卒として入社した楽天から転職、2019年2月よりネオキャリア採用部にジョイン。「neooneが、ネオキャリアに関わるすべての人をつなぐ場」であるメディアにしていきたいと思います!
休日はだいたい書店か美術館にいます。