新卒採用責任者の柳は「採用で会社を強くする」をMissionに掲げ、4年間で1,000名超えの新卒採用を牽引。
PR、ブランディング、スクラム採用、オンボーディング、SNSマーケティングを促進し、時代の変化に合わせた手法で採用をアップデートしてきている。
そんな新卒採用のプロである柳にネオキャリアが求める人物像と今の時代どんな軸で企業を見るべきかを聞いてみた。
「良い採用が会社を強くする」会社の成長を加速させるには“次世代のリーダー”が必要
人材・ヘルスケア・ITの3つの柱を軸に事業を推進しているネオキャリアですが、2030年までに「アジアを代表するサービスカンパニーの創出」というVisionを掲げています。
現在は、人材領域を基盤に、介護と保育を主軸としたヘルスケア領域、そして近年ではHRテックなどのテクノロジー領域に注力をしており、労働人口不足に対して様々なサービスを展開しています。
ネオキャリアは、2010~2020年の10年間で25倍の成長を遂げてきていますが、2030年Vision達成のためには、さらなる飛躍が求められております。
Visionを達成するためにネオキャリアの成長をさらに加速させる人材を求めており、「普通の成長」では描いている理想との差分が埋まりません。
そこで、「超成長」という採用コンセプトを掲げ、ネオキャリアの新時代を創り出す次世代のリーダー候補の採用に注力しているのです。
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時代の変化に伴い、社会に求められる価値は変化する
―近年、変化の激しい時代と言われていますが、今の時代に求められる価値は何でしょうか?
経営には、「ヒト・モノ・カネ・情報」の4つの資源があると言われていますが、21世紀以降、経済成長に伴いモノが溢れ変化の激しい時代に突入しました。
モノが不足していた20世紀においてはモノ・カネが重要な時代であり、製造業が消費者ニーズを捉え、終身雇用、年功序列といった組織体制がフィットした時代であったと言えます。
一方で、21世紀においてはモノが充足し、「モノ消費からコト消費」へと消費者ニーズが変化していきました。そういった時代背景からヒト・情報に対する重要度が高まっていると感じております。
また長期間に渡り、重要視されてきた終身雇用制度、年功序列制度は変革が求められる時代へと突入しております。
そのため、「労働時間に対して対価を払う」のではなく、「成果に対して対価を支払う」考え方にスタンダードになりつつあります。
今求められていることは価値観のアップデートであり、クリエイティブな発想を持つことだと感じております。
常に1番を見ることで「真の安定」とは何かを考える
―柳さんは2015年に就職活動をされていますが、どのようなことを考えて活動していましたか?
僕は「安定とは何か?」という事を考えながら就職活動をしていました。
人は大前提「安定」を求める生物だと僕は思います。だから、安定を求めること自体は人として正しい本能だと感じております。
ただ一方で、就活生が安定を「企業」「職業」に求める考え方にはとても違和感を持ちました。
30年前の世界の時価総額ランキングでは、TOP10社のうち7社が日経企業だったのですが、今ではTOP50社のうち1社しか日経企業がランクインしていません。
また、「10年後に無くなる職業ランキング」を見ると、「士業(税理士・弁護士など)」のような仕事が含まれているんです。そんな未来を誰も予想していなかったと思います。
このように、「企業」「職業」の価値は「可変的」であり、自身のコントロールの範疇ではなく、外部環境の影響で簡単に変化してしまう。
では、自身がコントロールできる範疇には何があるのか。それは、「スキル」「経験」「知識」です。
「企業」「職業」に固執することなく、時代の変化に合わせて「スキル」「経験」「知識」を広げて高めていけるような人材になりたいと考えました。
そうなるためには「裁量権の幅・深さ」が得られる環境が必要だと想い、その環境をつかめそうな会社を求めて、就職活動をおこなっておりました。
ベンチマークをした対象としては、中国・アメリカの労働スタイルです。
経済発展を遂げている背景には社会の変化にあわせて「スキル」「経験」「知識」柔軟に備えていく働き方をしている方々が多かったので、そういった点はとても参考にしていました。
そんな中で、たまたまネオキャリアに出会い、今に至っています。
ワークアズライフ~仕事は人生のコンテンツの1つ~
―ではそんな柳さんの仕事に対する向き合い方や、20代での仕事に対するスタンスを教えて下さい。
何でも「楽しむ」ことを自分の価値観としてとても大切にしています。
「〇〇だから楽しい」という風に、変に自分に制約を作りたくないんですよね(笑)。だから今、目の前の仕事を楽しむためにはどう向き合うべきかを常に考えています。
僕は「仕事は人生のコンテンツの1つ」だと捉えています。誰だって幸せになりたいじゃないですか?幸せになろうとしたら自分の人生のコンテンツを全部楽しくしないといけないと思ってます。
だから「ワークアズライフ」を心掛けていて仕事もプライベートも全力で楽しむようにしています。
例えば、子供が出来てからマネジメントが上手くなったという話をよく聞くのですが、家庭の学びも仕事に活きるし、仕事の学びも家庭に活かす事が出来ると思っています。
仕事に対するスタンスとしては「自分が経営者の立場だったらどういう働き方をして欲しいか?」を考えて行動するようにしています。
2年目で初めて部下を持った時、経験も浅く、上司として何を伝えるべきなのかを悩んだタイミングがありました。
(社長の【今日の一言】のメモ)
そんな時に私を前進させてくれたのが、社長が全社員宛てに毎週末送っている【今日の一言】というメールでした。自身の経営エッセンスをまとめてアウトプットしてくれていたので、その言葉を咀嚼して自身の言葉に変換し、部下に伝えるように努めました。
経営者視点を持ちながら働くと全ての事象に当事者意識を持てるようになり、「新卒だから」「まだ若いから」といったフィルターが外れる。仕事に当事者意識を持ち始めるとどんどん楽しくなるんですよね。
ベンチャーとは非合理な存在である~超成長に込められた想い~
―「経営者の視点で働く」ことは重要な観点ですね。では、最後に就活生にメッセージをお願いします!
当社の22卒の採用コンセプトは「超成長」です。僕は成長というものを勘違いして欲しくないと思っています。
あえて「超」とつけたのは、市場価値とは相対的なものだと思っていて、そのためには頭一つ二つ抜け出さないといけないし、市場価値を高める為に自分に負荷をかける必要があると考えています。
「ベンチャーとは非合理な存在である」と当社ではよく言われていますが、非合理とは合理の逆で、合理的に考えれば出来ないと思われている目標を達成させていくことにベンチャーとしての醍醐味があると思います。
そのため、高い目標を掲げることは非合理を自ら生み出すこと。だからこそベンチャーで働くには「覚悟」を持って身を置くかどうかが大事。
コロナ化で不安な学生さんも多いと思いますが、個人的には就活市場はものすごくチャンスが増えたと思っています。
オンライン化によってファーストコンタクトが軽くなりました。SNSには人事が溢れているし、OB・OG訪問サービスも拡充しました。繋がろうと本気で思えば繋がれない企業は存在しない時代です。
ですので、就活生は今の置かれた環境に悲観的になるのではなく、もっと前向きに今できることを模索して欲しいです。
変えられないものをいくら嘆いても何も変わらないので、変えられるものに注力して自分の理想のキャリアに向けて挑戦して欲しい!そうすれば自ずと機会に恵まれます!皆さんとお会いできることを楽しみにしております!